| <<第7回 やっぱりコナが一番です…… >> | |
|
|
先日久しぶりにオアフ島はホノルルへ行ってきました。以前は仲のよい友人夫婦が住んでいたので、コナ滞在中には必ずといってよいほどホノルルへ遊びに行っていたのですが、友人夫婦がサンフランに越してからというもの、最近はご無沙汰ぎみ。ハワイといえばホノルルというほど人気の高い観光地で、読者のみなさんもいらしたことがあるかもしれませんね。私も最初のハワイはホノルルでした。 美しいワイキキビーチを囲むように高層ホテルが立ち並び、遠くには鮮やかなグリーンにしっとり輝く山々を望む街、ホノルル。各国料理のレストランがあふれ、ショッピングはカジュアルからブランド品に至るまでなんでもそろう買物天国でもあります。 けれどコナの田舎ぐらしに慣れた身としては、ホノルルは都会すぎるのです。人も車もコナとは比べものにならないほど多いし、ダウンタウンの高層ビル街でコーヒーなぞすすっていると、まるで大手町にでもいるような気分。オアフといえど、都心を離れれば自然があふれているのですが、なんとなく落ち着きません……。 田舎好きの私が今回都会に出てきたのは、弁護士に会うためでした。先週にひきつづき、このところ法律関係に縁のある私。今回は自分の相談ごとでしたが(なにも重大な問題があったわけではありません。念のため)。中国系の有名な腕利き弁護士だったので、相談料はどんなに高いだろう……と思っていたら、30分強で100ドルというまずまず良心的な金額でしたし、親切に相談にのってくださいました。 アメリカではなにか問題が生じたときは、とりあえず優秀な弁護士を見つけることが最良の方法といわれているようです。その種類も多様で、手元の電話帳を見ただけでも破産、ビジネス、契約法、犯罪、離婚、労働、移民、国際、特許などなど専門が細かく別れていて、各カテゴリーに何人もの弁護士の名前が並んでいます。数は多いけれど能力の差はあるらしく、経験が浅かったり知識の足りない弁護士は、他の事務所であっても、有名なベテラン弁護士に自分の請け負った仕事について相談したりするそうです。 さて、午前7時20分発のフライトでホノルルに着き、10時からの面談が終わると、そろそろお昼どき。おなかがすいてくるころです。ホノルルでは何軒か行くお店が決まっているのですが、今回は法律事務所のあるダウンタウンの隣、チャイナタウンの飲茶がおいしいレストランへ足を向けることに。 11時とお昼には早かったこともあり、ガラス張りで明るい店内は比較的すいていました。テーブルにつくと、さっそく湯気の立ったセイロをいっぱいにのせたワゴンが近づいてきます。とりあえず大好きなエビ蒸し餃子にチマキ、スペアリブの黒豆ソースをオーダー。エビ蒸し餃子はモチモチした皮にぷりぷりっとしたエビがたっぷり入っていて絶妙の食感。ああ、幸せ! 美しい自然や穏やかな人々に恵まれたコナに唯一不満があるとすれば、それはおいしいレストランが少ないこと。とくに飲茶となると皆無に等しい……。そういうわけで、ホノルルに来ると、ここぞとばかりに飲茶と、これまたコナにはないヴェトナム料理をおなかいっぱい食べて帰ります。 二人そろって大食の私たち夫婦は、それ以後、にら饅頭、水餃子、茹でた緑の野菜、シュウマイ、臓物の煮こみをたいらげ、ココナツババロアと杏仁豆腐でランチをしめくくりました。料金はセイロひとつ4〜6ドルといったところ。ランチにしては、少々高くつきましたが、おいしいものに飢えていた私は大満足。 その後は暇つぶしにダウンタウンのRoss Dress for Less (ラルフやカルバンクラインなどのレーベルを安く売るディスカウントショップ)を冷やかし、アラモアナでウィンドーショッピングをしてホテルへ。ここの従業員である知り合いにいつも部屋をとってもらうのですが、今回はなんと寝室にリビングのついた1ベッドルーム。これで55ドルとはほんとうにお得です。広々と明るいリビングで早めのビールとカクテルを傾けていると次第に眠気が襲ってきて……。 ソファで目覚めると、三時間ほど眠ってしまったようです。すでに八時近く。慌てて夜のワイキキへと向かいました。あれだけランチを食べてもやはり空腹を覚える私たち。さすがにヴェトナム料理は無理ということで、小倉智昭氏の店として有名なラーメン店なかむら≠ノ。味噌チャーシュー麺をたのみましたが、なかなかのお味。いわゆる日本のラーメンです。スープの温度が多少ぬるめだったのが気になりましたが、これはやはりハワイだからかしら。料金は8ドルほど。請求書には15%のサービス料が加算されていました。 夜のワイキキはやはり観光客であふれかえっていました。新装オープンしたDFSのカラカウア通りに面した二階部分は小さなアクエリアムになっていて(熱帯魚だけでなく、なんとダイバーもいました)、中を抜けるガラス張りのトンネルを客が通れる仕組みでした。屋内は数十年前のホノルルの港をモデルにしています。免税品を売るメインビルは船の形をしており、青空に白い雲が浮かんだ天井。中を歩くだけでもなかなか雰囲気がありました。以前はDFSといえばほとんど日本人観光客しかいませんでしたが、新生DFSはその趣向が当たったのでしょうか、日本人以外の観光客やローカル客をも呼びこむのに成功していたようです。 ビーチ沿いのホテルのバーでハワイアンのライブを聴きながらピナコラーダを一杯。打ち寄せる波に素足を洗われながらビーチを歩き、途中ABCでビールを買ってホテルへ。一泊とはいえ、日常を離れるのはいいものです……。 翌日は夫の友人家族とブランチ(パンケーキとオムレツにコーヒー)をとり、正午にホテルをチェックアウト。外に出ると天気雨が降ってきて、これがけっこう激しくて。とりあえず近くのホテルで雨宿りをしながらスケジュールを考えることに。6時すぎの最終便でコナへ帰るということしか決まっていませんでしたが、ショッピングという気分でもないし、食べたばかりで当分お腹がすきそうにもありません。となると、ほかにはなにもすることがない……。いつものようにレンタカーを借りていれば、ワイケレのアウトレットへ行こうとか、ちょっとカハラに足をのばそうということになるのですが、今回はプロボウルが開催されたおかげでレンタカーがなんとソールドアウト。代わりに市バスを使うことになりました。結果的にはこれがけっこう使えると判明。一律1ドルという安さも魅力的だし、レンタカーでは見落としがちな景色にも出遭えたり。 ワイキキをしばらく歩いてはみたものの、たいして面白くもなく、私たちは予定より早くコナに帰るということで意見の一致を見たのでした。 ホノルル空港に着くと3時10分のフライトがあいているということで早速チェックイン。40分ほどのフライトを経てコナのケアホレ空港に到着すると、抜けるような青空にゆったりと体を横たえるフアラライ山が迎えてくれました。ホノルルに比べると圧倒的に車も少なく、高層ビルもなく、ただただ広がる溶岩の土地。空気が違う。光が違う。ひとが違う。家に帰ってきたという安心感が体中に広がります。やっぱりコナが一番です……。 |
|
|
|
| All Rights Reserved, Copyright (C) Ayuluna.com | |