| <<第4回 やっぱりハワイ島はBig でした…… Vol.2 >> | |
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前回はヒロの南部カポホにある天然温泉プール、通称Millionaire's Pond≠目指しコナを出発して2時間、サドルロードを抜けたところで終わりました。今回はいよいよヒロ到着です。 ヒロはハワイ島の東部に位置する人口約四万人の都市。ホノルルに次いでハワイ州第2の都市ですが、雨が多いことで知られます。ひっそりたたずむ寂しげな町、というのが私の印象。コナが光にあふれ、いつでも晴れの町なら、ヒロは雨の町。年間降雨量3,400ミリ、ヒロ空港の年間晴天率は41%といえば、いかに雨が多い町かおわかりいただけるでしょう。そのため、ヒロ行きのときは必ずといっていいほど、しとしとと降る雨の出迎えを受けるのですが、今回は珍しく晴天。 晴れとなると、ヒロの町は輝きだし、俄然美しさを増します。なにしろ雨が多い土地なので植物にとっては天国(実際、植物園もいくつかあります)。生い茂った熱帯の植物に朝日が射すと、グリーンが明るくなったり濃くなったりと息を飲むような美しさ。雨はあまり得意でない私も、晴れて美しいヒロを見ると、なかなかいい町だなと思わずにはいられません。こんなとき、以前友人のTシャツに書かれていた言葉が思い出されます。No Rain, No Rainbow=B雨がなければ虹も見えない。私はこの言葉が大好きで、苦しく辛いときに思い浮かべます。この苦しみがあるから成長もするし、楽しいときはその幸せをより一層感じることができるのだと。とはいえ、実際辛くなると、そう簡単に割りきれないで七転八倒してしまうのですけれど……。 さて、ヒロにはいろいろとみどころがあるのでしょうが、食いしん坊の私のお目当てはケンズ・ハウス・オブ・パンケーキとビッグアイランド・キャンディーズ。いつものように、まずケンズで腹ごしらえです。オーダーはお決まりのカントリーオムレツ。タマゴを五、六個は使っていそうなボリュームで、ハムやマッシュルーム、ピーマンなどが入っています。これにトーストかパンケーキを選び、ハッシュドビーフとハッシュドポテトがついて$7.00ほど。ふわふわのオムレツに香味野菜たっぷりの辛めのトマトソースがかかっていてほんとうに美味。これを食べながら大きなポット入りのコーヒーを飲まないと私のヒロ温泉ツアーは始まりません。 オムレツブランチを堪能したあとはお土産を買いにビッグアイランド・キャンディーズへ。ここのマカデミアナッツ入りのチョコレートやクッキーは、アメリカでは珍しく甘さ控えめでほんとうにおいしいのです。しかも商品はヒロの工場兼ショップ(工場と店内はガラスの壁で仕切られていて、ガラス越しにお菓子の製造過程を見学できます)でしか手に入らないというから、ますます有りがたみが増すというもの(以前、ホノルルのDFSでクッキーが売られているのを発見!)。ヒロへ行く用事のあるローカルは必ずといっていいほどここのチョコレートやクッキーを買って帰るようです。 友人夫婦も「おいしい、おいしい」と、お土産をたくさん買い込み、その足でいよいよ目的地の温泉へ。南下する130号に乗り、途中、沿道の大樹が枝をアーチ状に伸ばしている道を抜けて137号線をKapoho方面へ2マイルほど行くとMillionaire's Pond=iAhalanui Park)に到着。この近辺はあまり治安がいいとはいえないので、車内に貴重品は残さないなど十分気をつけていざ温泉へ。 温泉といっても日本のそれとはだいぶ趣がちがい、どちらかというと天然の温水プール。海岸のすぐ内側に椰子の木に囲まれた四十メートルほどの楕円形をしたプールに温泉と海水が混じっています。効能のほどはどうでしょう、あまり知られていません。今回は水着姿のローカルが十人ほど遊んでいましたが、土日になると家族連れでにぎわいます。水温は30℃くらいでしょうか。波が高いと海水が流れ込み、水温も低くなり、水底には色鮮やかな熱帯魚も泳ぎます。プール内の岩壁を手でさぐっていくと、ところどころ温水が涌き出ているところがあります。今回は波もなく、水温が高めで最高の温泉でした。友人夫婦の息子、5歳の陸(りく)はまだあまり泳げないのに大のプール好き。水中用のベストを身につけ水に浮かんでおおはしゃぎでした。 ここでは仰向けに浮かんで(海水なので浮きやすい!)ぼんやり過ごすのが一番。椰子の葉越しに真っ青な空が広がり、ときどき白い雲がゆっくりと流れていきます。そうやって浮かんでいると時間や空間の感覚が消えていき、指先に触れる温かい水と自分の区別がつかなくなってきて……。 リラックスするにはほんとうにオススメの温泉。近くには黒砂のヌーディストビーチや天然のサウナなど、まだまだ面白い場所がたくさんありますが、これはまた別の機会に。 |
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